ボランティアについての基本的な心構えや活動するにあたっての基本的な考え方について、身につけていただくためのページです。
これからボランティア活動を始めようという人はもちろん、活動中の人やボランティアを募集したいという人にもご覧いただければと思っています。
ボランティア活動ってなんだろう?
だれもがなんとなくわかっているようで、はっきりとは答えられないのでは?
なんとなく思い浮かべるイメージは・・・・
“お互いに支えあうということかな”
“相手の気持ちを思いやることが大切なのでは”
“活動している人がなんだか生き生きとしている”
“少し勇気が必要だ”
“人のためにもなるけど、自分のためになるもの”
こんな感じでしょうか。現在、ボランティア活動は、
社会性 社会のために・人のために
自発性 自発的・主体的
無償性 見返りを求めない、営利を目的としない
ちょっと難しいけど、これらを備えた活動と定義されています。
ボランティア活動をすることの意味って
ボランティア活動をすることにどのような意味があるのでしょうか。
- いろいろな人とふれあい、今まで知らなかったことを知ることができる。
- 社会参加の実感が得られる。
- お年寄り、障害者やこどもたちに対する活動からは、いたわりやたすけあいの精神が生まれる。
- 住民どうしのきずなが深まり、あたたかみのある”まち”がつくられる。
- 仕事や学校などで身につけた技術や知識を活かしていくことができる。
- 自由で柔軟な発想から新たな活動が生まれる。
- 災害救援など、早急に人手が欲しい時にもひとりひとりの考えで迅速に対応することができる。
とこんな感じでしょうか。社会全体にわたって、ボランティアの活動の可能性は広がっています。
難しく考えずにできることから始めてみましょう。
ボランティアをはじめるにはどうしたらいいの
これからボランティア活動を始めたいという人にその方法を紹介します。
- ボランティアを行うための知識を身につけてから、自分にあった活動を探す。
どんなボランティア活動をするにあたっても基本的心がまえや知識を得ておく必要があります。
また、自分にどんな活動があっているのかを探る必要もあります。
そのために、ボランティアセンターでは、ボランティア入門講座やイベントなどを開催しています。
これらの情報を紹介しますので、参考にして下さい。
- ボランティアグループに参加してみる。
1人では、できないボランティアもたくさんあります。
市内にはいくつものボランティアグループがありますので、これはと思ったグループに参加して、
ボランティアの先輩から知識や技術を学びながら活動を始めていくこともひとつの方法です。
このホームページでは、そんなボランティアグループを紹介していますので、どんなグループがあるのか一度のぞいてみては、いかがでしょうか。
どんなボランティア活動があるの
ボランティア活動にはどんなものがあるのでしょう。
活動対象を次のように分けてみます。
- 高齢者
- 障害者
- 病気の人
- こども・青少年・家族
- まちづくり
- 健康づくり
- スポーツ・レクリエーション
- 防災・安全
- 環境・自然
- 人権・平和
- 国際交流・観光
- 教養・文化・芸術
- 海外への協力・支援
- 災害支援
活動内容では次のように分けられます。
- ふれあう
- てつだう・たすける
- おしえる・ひろめる・つたえる
- ととのえる・まもる
- つくる
- あつめる・つのる
- しらべる
対象の1~14と内容の1~7を組み合わせるといろいろなボランティア活動がみえてきます。
たとえば、・・・・
対象「1 高齢者」、方法「1 ふれあう」
「高齢者福祉施設を訪問して、お年寄りの話し相手をする。」
対象「9 環境・自然」、方法「4 ととのえる・まもる」
「魚の住める川を守るために、清掃活動をする。」
などです。
このホームページでは、この組合せに該当するボランティア活動を行う個人・団体、求めている個人・団体を検索できるようになっています。
組合せでいろいろなボランティア活動がありますので、どんなボランティアがあるのか1度のぞいてみてください。
気をつけてほしいこと
活動をする人へ
始めるきっかけは、「やりたいボランティアがある」「仲間づくりをしたい」「時間に余裕がある」など人によっていろいろあると思いますが、ボランティア活動を長く続けていただくために守ってほしいことがあります。
自発性・主体性を大切に
自分でやろうと思った活動です。
最後までその気持ちを忘れないで活動をしてください。
相手の気持ちを考えて
「いいことをしているのだから」という考えだけで受ける側やボランティア仲間に自分の考えを押しつけないように気をつけてください。
責任をもって
ボランティア活動には「自由」「無償性」が大切ですが、それを理由に自分の活動に対して、無責任なのは困りものです。
ボランティアをするうえで約束したことや相手のプライバシーは必ず守ってください。
まわりの理解と協力を
家族の協力が必要なときもあります。日頃から活動に対する理解を得ておきましょう。
求める人へ
「ボランティアをお願いしよう」というその前に少し考えてみましょう。
本当にボランティアでなければできないことでしょうか
ボランティア以外に対応できる制度やサービスがあるのに安易にボランティアをお願いしようと考えてはいませんか。
無償性をあやまってとらえてはいませんか
ボランティアは無償でなんでもしてくれるという考えを持ってはいませんか。安易な労働力としてボランティアを考えては、ボランティアの気持ちを傷つけることになります。
また、ボランティアとはいっても活動を行うためには、経費が必要な場合もあります。この経費の負担は受ける側がするべきものと心得てください。
ボランティア活動を通じてうまれた新たな出逢いを大切にしていただくため、心にとめていただけたらと思っています。